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「アラビアの聖母」に捧げたカテドラルで、エキュメニカルな集い

バーレーンを訪問中の教皇フランシスコは、「アラビアの聖母」に捧げたアワリのカテドラルで、諸キリスト教会代表と平和の祈りを捧げられた。

 教皇フランシスコは、11月4日(金)、訪問先のバーレーンで、諸キリスト教会代表と平和の祈りを捧げられた。

 エキュメニカルな祈りの集いが行われたアワリのカテドラルは、「アラビアの聖母」に捧げられている。

 同カテドラルは、カトリックの教会施設としては、アラビア半島で最大のものである。2013年にハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王から寄贈された土地に、2014年に礎石が据えられ、2021年に献堂式が行われた。天幕をイメージした聖堂の内部には16枚のイコンが掲げられている。

 聖堂に到着した教皇は、「アラビアの聖母」像に子どもたちの手を通して花籠を捧げ、その前でしばし祈りの時を持たれた。

 集いの言葉で教皇は、キリスト者の一致の歩みにおいて本質的なものとして、「多様性の中の一致」と「生活を通した証し」を強調。

「一致と証しは互いに切り離せないもの」と述べた教皇は、「神がお望みになるように、わたしたちの間で一致がないならば、愛である神を本当に証しすることはできない」と話された。

 そして、教皇は、エキュメニカル総主教バルトロメオス1世をはじめとする正教会やプロテスタント教会の指導者らと共に、キリスト者の一致と、平和への歩みを励ます、新たな聖霊降臨を祈った。

 

04 11月 2022, 19:52