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気候変動に対し、未来へのアクションを示す人々 2022年9月 チリで 気候変動に対し、未来へのアクションを示す人々 2022年9月 チリで 

COP27:教皇「パリ協定の目標に沿いさらなる進展を」

教皇フランシスコは、お告げの祈りで、エジプトで開催中の国連気候変動サミット(COP27)に言及。同会議がパリ協定の目標に沿い、さらなる進展をもたらすことを願われた。

 教皇フランシスコは、11月13日(日)、お告げの祈りを信者らと共に唱えられた。

 カトリック教会の「貧しい人のための世界祈願日」を記念したこの日、バチカンの広場は、午前中聖ペトロ大聖堂でとり行われたミサの参加者らをはじめ、多くの巡礼者でいっぱいになった。

 教皇は集いの中で、翌日11月14日、環境保護のためのプロジェクト「ラウダート・シ・アクション・プラットフォーム」の開始から1年を迎えたことを報告された。

 「ラウダート・シ・アクション・プラットフォーム」は、統合的エコロジーをテーマにした教皇フランシスコの回勅『ラウダート・シ』が示す目標に向かって歩むための7年間のプロジェクトで、エコロジー的回心とそれに一致した生活スタイルの推進を目的としている。

 教皇はこのプロジェクトに参加する個人や家族、団体、企業、修道会など、およそ6千人に感謝を述べ、大地と貧しい人々の叫びに答える7年計画の順調な歩み出しを喜ばれた。

 そして、人類の未来に関わるこのミッションが、すべての人において、自然保護のための具体的な努力を助けることができるよう励まされた。

 こうした中、教皇は、エジプトで開催されている国連気候変動サミット(COP27)が、パリ協定で定められた目標に沿い、勇気と決断をもってさらなる進展をもたらすことができるよう祈られた。

 

13 11月 2022, 19:52