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10月の教皇の祈りの意向:「すべての人に開かれた教会」のために

教皇フランシスコは、2022年10月の祈りの意向をめぐり、ビデオを通しメッセージを寄せられた。

 カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。

 2022年10月は、「すべての人に開かれた教会」のために、次のように祈る。 

 「信仰にあふれ、福音を宣べ伝える力に満ちた教会が、連帯、友愛、歓待の共同体として、常にシノドス(代表司教会議)の雰囲気のうちに生きることができますように」。

 教皇フランシスコは、この祈りの意向について、ビデオメッセージの中で次のように話された。

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 「シノドスを行う」とはどういうことでしょうか。それは共に歩むということです。シノドとは、ギリシア語で「共に歩む」こと、同じ道を歩むことを意味します。

 そして、これが第三千年期の教会に神が望まれていることです。歩む民として、共に旅する自覚を取り戻すことです。

 シノドス的なスタイルを持った教会は、耳を傾ける教会、ただ聞くのではない、傾聴する教会です。

 多様性のうちに互いに耳を傾け合い、教会の外にいる人に扉を開くことです。

 それは意見を集めることでも、議会を設けることでもありません。シノドスは調査ではありません。主役である聖霊に耳を傾けること、祈ることです。祈ることなしに、シノドスはありえません。

 寄り添う教会となるために、この機会を有効に用いましょう。寄り添いとは神のスタイルです。そして、注意深く耳を傾け、シノドスの道を歩んでいるすべての神の民に感謝しましょう。

 祈りましょう。信仰にあふれ、福音を宣べ伝える力に満ちた教会が、連帯、友愛、歓待の共同体として、常にシノドス(代表司教会議)の雰囲気のうちに生きることができますように。

 

03 10月 2022, 16:00