教皇ヨハネ・パウロ1世 :4日バチカンで列福式
教皇ヨハネ・パウロ1世(アルビーノ・ルチアーニ)の列福式が、9月4日(日)、バチカンでとり行われる。
教皇ヨハネ・パウロ1世(アルビーノ・ルチアーニ 在位 1978年8月26日-1978年9月28日)の列福式が、9月4日(日)イタリア時間午前10時30分(日本時間午後17時30分)より、バチカンの聖ペトロ広場でとり行われる。
教皇フランシスコによるこの列福ミサのもようは、バチカンニュースのサイト上で中継される。
アルビーノ・ルチアーニ、後の教皇ヨハネ・パウロ1世は、1912年10月17日、イタリア北部ヴェネト州ベッルーノ県フォルノ・ディ・カナーレ(現在のカナーレ・ダゴルド)に生まれた。
1935年、ベッルーノで司祭叙階。1958年、ヨハネ23世よりヴィットリオ・ヴェネト司教に任命される。同年、司教叙階。
1962年から1965年の全会期(第一会期から第四会期)を通し、第二バチカン公会議に参加。
1969年、パウロ6世よりベネチア総大司教に指名される。1973年、同教皇から枢機卿に任命された。
パウロ6世逝去後のコンクラーベで、1978年8月26日、第263代ローマ教皇に選出され、ヨハネ・パウロを名乗った。
ヨハネ・パウロ1世は、選出から33日後に亡くなり、その在位は短いものであった。しかし、その人となりは多くの人の心を捉え、生前からすでにあった聖性の誉れは、死後ますます広まっていった。
帰天後すぐに列福調査を願う声が上がり、1990年、ブラジルの司教らが嘆願の署名を行っている。その後、2003年、列福のための正式な調査がベッルーノ教区より始まった。2017年、教皇フランシスコは、ヨハネ・パウロ1世に尊者のタイトルを認めた。そして、2021年、列福に必要とされる奇跡が承認され、今年9月4日、列福の運びとなった。
02 9月 2022, 16:27