教皇、エジプトのコプト正教会の火災犠牲者を悼む

　教皇フランシスコは、エジプトのコプト正教会の火災の犠牲者を悼む電報をおくられた。

　エジプトの首都カイロ西南近郊ギザのコプト正教会、アブ・シフィン教会で、8月14日午前、日曜日の礼拝中に火災が発生、41人が死亡、14人が負傷する惨事となった。犠牲者の中には10人以上の子どもたちと、アブデル・べキト司教が含まれている。

　同国内務省によれば、教会の電気系統が出火の原因とみられている。火災発生時、教会内には非常に多くの人がおり、犠牲者らは出口に殺到した人々の下敷きになったり、煙による窒息で亡くなったという。

　教皇フランシスコは、バチカン国務長官パロリン枢機卿を通し、コプト正教会のアレクサンドリア教皇および聖マルコ大主教区総主教のタワドロス２世に電報をおくられ、子どもたちや司教を含む多くの犠牲者を出したこの火災のニュースに、深い悲しみを表された。

　教皇は心からのお悔やみを述べつつ、犠牲者と遺族を神の憐み深い愛に託された。

　負傷者をはじめこの悲劇に見舞われた人々に寄り添いを伝えながら、教皇はすべての人の上に神の慰めと力を祈られた。