検索

ソマリアの病院で栄養管理を受ける幼児  ソマリアの病院で栄養管理を受ける幼児   (AFP or licensors)

ソマリア:教皇「深刻な人道危機に国際社会の連帯を」

教皇フランシスコは、ソマリアの深刻な人道危機に対し、国際社会の連帯を呼びかけられた。

 教皇フランシスコは、8月14日(日)の「お告げの祈り」で、ソマリアと近隣国の国境部における深刻な人道危機への関心を喚起された。

 これらの地域で、人々は以前から困難な状況に置かれている上に、今では旱魃(かんばつ)のために死の危険にさらされている、と教皇は述べ、国際社会が連帯精神のもとに、この危機に効果的な対応を行うことができるようにと願われた。

 教皇は、残念ながら戦争が関心と資金を奪っている、と指摘しながらも、飢餓との戦い、健康、そして教育は最大の努力を要する目標である、と強調された。

 ソマリアではこれまでも水不足が問題となっていたが、この夏の記録的な暑さが、同国やアフリカの角地域の国々に前例のない深刻な危機をもたらしている。

 今年初めからすでにおよそ100万人が自らの生活地域を離れており、こうした大きな現象はここ40年の間に記録されたことがないという。エチオピア、ケニアでも同様に旱魃、水不足の問題に直面している。

 

14 8月 2022, 18:47