6月の教皇の祈りの意向:家庭のために
教皇フランシスコは、2022年6月の祈りの意向をめぐり、ビデオを通しメッセージをおくられた。
カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。
2022年6月は、「家庭」をテーマに、次のように祈る。
「全世界のキリスト者の家庭が、無条件の愛を身をもって体験し、日々の生活の中で聖性を高めていくことができますように」。
教皇フランシスコは、この祈りの意向について、ビデオメッセージで次のように語られた。
「家庭は共に生きることを学ぶ場所です。それは最も若い人も、最も高齢の人も一緒に生きることです。
一緒にいることを通して、若者、お年寄り、大人、こどもたちが、違いの中に一致しながら、その生活の模範をもって福音を告げるのです。
もちろん、完璧な家族は存在しません。いつも何らかの問題はあるものです。
しかし、心配はいりません。過ちを恐れてはいけません。前進するために、過ちから学ぶ必要があります。
神がわたしたちと共にいてくださることを忘れてはなりません。神は、家庭に、わたしたちが住む町に、わたしたちと一緒におられます。
そして、神はわたしたちを注意深く見守り、荒れた海で舟が揺れるたびに、わたしたちと共にとどまってくださいます。
家庭における愛は、わたしたち一人ひとりにとって、聖性への固有の道です。
そのために、今月の世界家庭大会に合わせて、わたしはこのテーマを選びました。
祈りましょう。全世界のキリスト者の家庭が、無条件の愛を身をもって体験し、日々の生活の中で聖性を高めていくことができますように。」
02 6月 2022, 19:32