スリランカ:教皇「暴力に陥らず平和的態度を」
教皇フランシスコは、経済危機による抗議デモが激化するスリランカに向け、アピールを行われた。
教皇フランシスコは、5月11日(水)の一般謁見で、スリランカ国民に対しアピールを行われた。
スリランカでは深刻な経済危機により政府に対する抗議デモが続いている。非常事態宣言下においてもデモ参加者と政府支持者の間の衝突は激化し、死傷者を出す事態となっている。9日には、マヒンダ・ラジャパクサ首相が辞任した。
このアピールで、教皇はスリランカ国民、特に「同国の社会・経済上の課題や困難を前に自分たちの叫びを上げた」若者たちに特別な思いを向けられた。
教皇はスリランカの宗教指導者らと一致し、あらゆる立場の人々に、暴力に陥ることなく、平和的態度を保つよう呼びかけられた。
また、教皇は同国の責任者たちに対し、人権と社会的自由を尊重しながら、市民の切望に耳を傾けるよう願われた。
11 5月 2022, 12:31