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教皇フランシスコの励ましを受けるスイス衛兵隊員ら 2022年5月6日 バチカン宮殿 教皇フランシスコの励ましを受けるスイス衛兵隊員ら 2022年5月6日 バチカン宮殿 

教皇、スイス衛兵隊員らに励まし

教皇フランシスコは、バチカンのスイス衛兵隊員らに励ましの言葉をおくられた。

 5月6日、教皇フランシスコは、バチカンのスイス衛兵隊員らを前に、励ましをおくられた。

 バチカンにスイス衛兵隊が結成されたのは、教皇ユリウス2世の在位時、1506年にさかのぼる。

 バチカンでは、毎年5月6日、神聖ローマ皇帝カール5世軍隊によるローマ略奪(1527年5月6日開始)の中で、時の教皇、クレメンス7世を守るために命を落とした147人のスイス兵を追悼し、様々な行事が行われる。

 前日5日夕方、スイス衛兵隊員らは、バチカンのテウトニコ墓地に隣接したサンタ・マリア・デラ・ピエタ教会で「夕べの祈り」に参加した後、同じく市国内のプロトマルティリ・ロマーニ広場で、ローマ略奪下の戦没スイス兵をしのび献花を行った。

 6日朝、隊員らは、聖ペトロ大聖堂でのミサに続き、バチカン宮殿で教皇からの言葉を受けた。

 教皇はこの出会いで、スイス衛兵隊員らが普遍の教会の心臓部であるバチカンにおいて担う「魅力的かつ豊かな責任」を強調された。

 また、教皇はこの日入隊式に臨む36人の新隊員に向け、霊的生活を通してそれぞれに与えられた神の計画を発見するよう説きつつ、同時に、任務と自由時間においてキリスト教的兄弟愛と誠実な対話を育んで欲しいと願われた。

 同日夕方、新隊員らは、バチカンのパウロ6世ホールで、伝統にのっとり力強く入隊の宣誓を行った。

06 5月 2022, 18:14