教皇「空が常に平和の空であるように」
教皇フランシスコは、イタリア民間航空局の関係者らとの集いを持たれた。
教皇フランシスコは、5月13日、イタリア民間航空局(ENAC)の関係者らとお会いになった。
この日、バチカンのパウロ6世ホールには、イタリアの民間航空局の責任者や職員、また管制官やパイロットなど、航空事業に関わる人々およそ3000人が集った。
関係者への挨拶で、教皇は航空の世界は「友情と出会い」の世界であり、特に民間の航空事業は人々を近づけ、互いを知る機会を作り、国境を越えた兄弟愛に奉仕することを通して、今日の世界の発展に寄与してきた、と述べられた。
一方で教皇は、今日のウクライナでの戦争に見られるように、飛行機が「攻撃や、破壊、死の道具」として用いられることがあってはならないと話し、「空がいつでも平和の空であるように」と願われた。
教皇は、航空関係者らの日ごろのデリケートで注意を要する仕事を思いやると共に、困難な時にも皆が連帯と友愛をもって共に働くよう励まされた。そして、すべての関係者を飛行士の保護者であるロレートの聖母に託して祈られた。
13 5月 2022, 17:03