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教皇フランシスコ 2022年1月26日の一般謁見 バチカン・パウロ6世ホール 教皇フランシスコ 2022年1月26日の一般謁見 バチカン・パウロ6世ホール  (Vatican Media)

教皇「ウクライナのために忍耐強い祈りを」

教皇フランシスコは、一般謁見の席で、ウクライナの平和のために祈るよう招かれた。

 教皇フランシスコは、1月26日(水)、バチカンで行われた一般謁見の席で、ウクライナの平和のために祈るよう招かれた。

 ウクライナ国境の緊張の高まりを憂慮される教皇は、1月23日(日)の正午の祈りで、26日を平和のために祈る日とするよう呼びかけていた。

 一般謁見の後半、教皇は「主の祈り」をとなえるにあたり、ウクライナの地に兄弟愛が花開き、人々が傷と恐れと分裂を乗り越えるのを見ることができるよう、主に忍耐強く祈り続けよう、と呼びかけられた。

 かつてウクライナで、大飢饉(1932年〜1933年)のため多くの人が飢えに苦しみ、亡くなったことを思い起こした教皇は、数多くの辛い体験に接したウクライナの人々は平和を享受すべきである、と話された。

 教皇は、天に上げる皆の祈りが、地上の責任者たちの考えと心に触れ、対話と共通善を一部の利害に優先させることができるようにと願われた。

 「戦争は決して起こしてはなりません」と述べた教皇は、「わたしたちを兄弟にする祈り」「和解と調和のために捧げる兄弟たちの祈り」として、「主の祈り」を一般謁見の参加者らと共に唱えられた。

26 1月 2022, 17:44