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1月の教皇の祈りの意向:人類の真の友愛

教皇フランシスコは、2022年1月の祈りの意向について、ビデオを通しメッセージを寄せられた。

 カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。

 2022年1月は、「人類の真の友愛」をテーマに、次のように祈る。

 「宗教的な差別や迫害に苦しんでいるすべての人々のために祈ります。人間家族の兄弟姉妹であることに裏付けされた一人ひとりの権利と尊厳が認められますように。」

 教皇フランシスコは、この祈りの意向をめぐり、ビデオを通し次のように話された。

 「今、少数派の宗教に属する多くの人々が差別や迫害を受けているのは、いったいどうしたことでしょうか。

 かくも文明化されたこの社会で、自分の宗教を公に表すだけで迫害される人々がいるということを、どうして認められるでしょうか。

 宗教的自由とは、礼拝の自由、信仰の書に定められた日課を行う自由にとどまりません。それは、他者をその違いにおいて理解し、彼らを真の兄弟姉妹として認識させるものでもあります。

 人間として、わたしたちは分かち合える多くの共通のものを持つと共に、兄弟であることの喜びをもって互いの違いを受け入れることができます。

 小さな違いも、あるいは宗教のような重要な違いも、兄弟であるという大きな一致に影を落とすことがあってはなりません。

 兄弟愛の道を選びましょう。なぜなら、わたしたちは兄弟であるか、それともすべてを失ってしまうかのどちらかだからです。

 宗教的な差別や迫害に苦しんでいるすべての人々のために祈りましょう。人間家族の兄弟姉妹であることに裏付けされた一人ひとりの権利と尊厳が認められますように。」

 

05 1月 2022, 10:01