検索

「壁を築く人々の石の心溶かすように」教皇、無原罪の聖母に祈り

教皇フランシスコは、無原罪の聖マリアの祭日、ローマのスペイン広場の聖母のモニュメントに献花し、祈りを捧げられた。

 カトリック教会の暦は、12月8日、「無原罪の聖マリア」の祭日を祝った。

 この祭日にあたり、教皇フランシスコは、午前6時15分ごろ、ローマ市内のスペイン広場を訪れた。

 そして、教皇は、スペイン広場とつながるミニャネッリ広場の無原罪の聖母のモニュメントに白い薔薇の花籠を捧げ、しばし祈りの時を持たれた。

 毎年この祭日に行われる、教皇による無原罪の聖母へのオマージュは、今年も、昨年に続き、人出を避けた早朝にごく私的な形で行われた。

 夜明け前の広場で、雨の中、聖母像の足元にたたずんだ教皇は、多くの病者の回復と共に、戦争や気候危機によって苦しむ人々のため、また他者の苦しみを遠ざけ壁を築く人々の石の心を溶かすよう、その回心のために祈られた。

 この後、教皇は、聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)に赴き、聖母子画「サルス・ポプリ・ロマーニ」(「ローマ人の救い」の意)の祭壇で、再び祈りを捧げられた。

08 12月 2021, 11:41