教皇、パレスチナのアッバース大統領と会談
教皇フランシスコは、パレスチナのアッバース大統領と会談された。
教皇フランシスコは、11月4日、パレスチナのマフムード・アッバース大統領と会見された。
和やかに行われた両者の会談では、教皇庁とパレスチナ国の良好な関係の確認のもと、両国間の相互の関心事項が話し合われた。
このほか、人類の友愛と異なる宗教間の平和な共存を推進する必要が改めて提示された。
イスラエルとパレスチナ間の平和プロセスをめぐっては、二国家解決のために、国際社会のより力強い支援のもと、直接対話の再開が不可欠と強調された。
また、エルサレムが争いの場所ではなく、出会いの場所としてすべての人に認められること、国際的に保証された特別な法規を通し、アブラハムを父祖とする三宗教のすべてにとって、普遍の聖都としてのアイデンティティーと価値を保つことが望まれた。
最後に、平和構築、武力排除、あらゆる形の過激主義・原理主義との闘いが急務として示された。
アッバース大統領は、教皇との会談に続き、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿、および外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教とも会見した。
04 11月 2021, 15:34