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英仏海峡に面した都市、フランス・ダンケルク近郊の移民たち 2021年11月28日 英仏海峡に面した都市、フランス・ダンケルク近郊の移民たち 2021年11月28日 

教皇、ドーバー海峡や地中海での移民の遭難に悲しみ

教皇フランシスコは、ドーバー海峡や地中海での移民の遭難事故に深い悲しみを表明された。

 教皇フランシスコは、11月28日(日)の「お告げの祈り」で移民たちの過酷な状況に言及された。

 教皇は、前日27日、バチカンで、兄弟愛の精神のもとに移民たちと交流の機会を作る市民団体と、移民のグループにお会いになったことを紹介。この日、聖ペトロ広場に大きな万国旗を持って集った移民たちと同団体関係者に挨拶をおくられた。

 ここ数日だけでも、一体、どれだけ多くの移民が危険に身を晒し、国々の境界地域で命を落としていることだろうか、と教皇は述べ、特にドーバー海峡や地中海で遭難した移民たちのために悲しみを表された。

 同様に、教皇は、ベラルーシ国境に留まる、多くの子どもたちを含む、移民たちの身の上を案じられた。

 送り返され、捕われ、奴隷化される人々、人身取引や暴力の犠牲になる人々、幸せの地を求めて海を渡ったにも関わらず、海上で亡くなった人々など、移民たちの苦難に触れた教皇は、ご自身の祈りと精神的寄り添いを表明された。

 教皇は、移民たちの苦しみを和らげるために努力する、各国のカリタスはじめ、すべての人々に感謝を述べられた。

 そして、移民問題のあらゆる政治的利用に対し、状況の理解と対話を優先させ、移民の人権を尊重した解決への努力を、各国政府等に改めてアピールされた。

28 11月 2021, 16:04

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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