ハンガリーのブダペスト国際空港に到着した教皇フランシスコ 2021年9月12日  ハンガリーのブダペスト国際空港に到着した教皇フランシスコ 2021年9月12日  

教皇、ハンガリーとスロバキア訪問に出発:詳細日程

教皇フランシスコは、9月12日、ハンガリーとスロバキアの欧州二カ国訪問に出発。最初の訪問国ハンガリーの首都ブダペストに到着された。

 教皇フランシスコは、9月12日(日)、ハンガリーとスロバキアの欧州二カ国訪問に出発、最初に「第52回国際聖体大会」の閉会ミサをとり行うため、ハンガリーの首都ブダペストへと向かわれた。

 教皇は同日午前6時、ローマのフィウミチーノ国際空港を特別機で出発された。そして、同日午前7時42分、ハンガリーのブダペスト国際空港に到着された。

 このたびのハンガリーとスロバキアへの旅は、教皇フランシスコの第34回目の海外司牧訪問(イタリアを除く)にあたる。同教皇による訪問国は、これにより計54カ国となる。

 ハンガリーをローマ教皇が訪れるのは、聖ヨハネ・パウロ2世の1991年と1996年の訪問に続き、今回で3度目。

 一方、スロバキアには、聖ヨハネ・パウロ2世の1990年、1995年、2003年の訪問を経て、今回で4度目の教皇訪問となる。

 今回の教皇フランシスコの両国訪問は、9月12日(日)から15日(水)にかけての4日間。ハンガリーでは首都ブダペストを、スロバキアでは首都ブラチスラヴァのほか、プレショフ、コシツエ、サスティンを訪れる。

ハンガリー

 初日9月12日(日)午前、到着したブダペスト国際空港で歓迎を受けた教皇は、市内の英雄広場に向かう。広場に面した国立西洋美術館で、アーデル・ヤーノシュ・ハンガリー大統領と、オルバン・ヴィクトル首相と会見。また、同美術館でハンガリー司教団との集い、さらに諸キリスト教教会およびユダヤ教の代表とお会いになる。続いて、教皇は英雄広場で「第52回国際聖体大会」の閉会ミサを司式される。

スロバキア

 12日(日)午後、教皇はブダペストを後にし、スロバキアの首都ブラチスラヴァに向かう。ブラチスラヴァ国際空港での歓迎式に次いで、市内のバチカン大使館で、エキュメニカルな集い、およびイエズス会関係者との出会いが行われる。

 13日(月)午前、教皇はブラチスラヴァ市内の大統領官邸を訪問。ズザナ・チャプトヴァー大統領への表敬と、各界代表との会見を行われる。この後、ブラチスラヴァの大聖堂で、同国の教会関係者との集いを主宰。午後からは、貧しい人々への奉仕を行う「ベツレヘム・センター」を私的に訪問。市内の広場でユダヤ教代表者との出会いを持たれる。さらに夕方、バチカン大使館で、ボリス・コラー国会議長、およびエドゥアルド・ヘゲル首相と会見される。

 14日(火)午前、教皇はブラチスラヴァからコシツエ経由でプレショフへ。同地のスポーツ施設でビザンチン典礼のミサを司式。午後、コシツエで、ロマ共同体や、若者たちとの出会いを行う。

 15日(水)午前、教皇はブラチスラヴァからサスティンへ。同地の悲しみの聖母巡礼聖堂でミサを捧げられる。午後、ブラチスラヴァ国際空港での送別式を経て、同日夕方、ローマに戻られる。

12 9月 2021, 07:35