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教皇フランシスコ、ハンガリーの諸キリスト教教会とユダヤ教の代表者との出会い 2021年9月12日 教皇フランシスコ、ハンガリーの諸キリスト教教会とユダヤ教の代表者との出会い 2021年9月12日  (Vatican Media)

ハンガリー訪問:教皇「共に兄弟愛の教育の推進を」

教皇フランシスコは、訪問先のハンガリーの首都ブダペストで、同国の諸キリスト教教会とユダヤ教の代表者とお会いになった。

 9月12日、ハンガリーを訪れた教皇フランシスコは、首都ブダペストで、同国の諸キリスト教教会とユダヤ教共同体の代表者とお会いになった。

 この出会いは、国立西洋美術館の「大理石の間」で行われた。

 教皇は関係者への挨拶で、ブダペスト市内を流れるドナウ川にかかる「鎖橋」に言及された。

 セーチェーニ鎖橋は、左岸のブダ地区と右岸のペシュト地区を結ぶ初めての橋として、1849年に完成。第二次世界大戦中に破壊された後、再建され、1949年に再び開通した。

 教皇は、ブダペストの二つの両岸地区が、鎖橋によって、それぞれの違いを保ちながら繋がって、一つの都市として一致していることに注目。わたしたちの関係もこのようであるべき、と話された。

 一つの部分が他の部分を吸収しようとする誘惑に陥るたびに、それは一致を構築せず、破壊をもたらしてきた、と教皇は歴史を振り返り、こうしたことを繰り返さないためには「兄弟愛の教育」を共に推進することが必要、と強調された。

 反ユダヤ主義の脅威は、今日もヨーロッパや他の場所で見られる、と述べた教皇は、この脅威を断ち切るためには、兄弟愛の構築に積極的に協力し、鎖橋を支える大きな鎖が無数の輪でできているように、わたしたちが一つひとつの輪となることが大切、と話された。

 さらに教皇は、鎖橋はブダペストで最も有名な橋であると同時に、最も古い橋であり、その上を多くの世代の人々が渡ってきた、と指摘。

 この橋は過去を記憶するようにと招いている、と述べた教皇は、その過去にわたしたちは苦しみや闇、無理解や迫害を見つめると同時に、偉大な共通の精神遺産を再発見することができるだろう、と話された。

12 9月 2021, 12:15