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教皇フランシスコ 2021年5月9日(日)正午の祈りの集い 教皇フランシスコ 2021年5月9日(日)正午の祈りの集い 

教皇「エルサレムが出会いと平和の場所になるように」

教皇フランシスコは、エルサレム、アフガニスタン、コロンビアの情勢に触れ、これらの地に平和を希求された。

 教皇フランシスコは、5月9日(日)正午の祈りの集いで、エルサレム、アフガニスタン、コロンビアの情勢に触れられた。

 最初にエルサレムで起きたパレスチナ人とイスラエル治安部隊の衝突に言及された教皇は、同地が暴力的な対立の場所ではなく、出会いと、祈り、平和の場所となることを願われた。

 そして、教皇は、この聖なる都の他宗教的・多文化的なアイデンティティーが尊重され、兄弟愛が勝るように、皆が共にできる解決策を模索する努力を訴えられた。

 また、教皇は、前日8日、アフガニスタンの首都カブールで発生した爆破テロで犠牲になった、多数の女子生徒たちを悼まれた。女学校の近くで起きたテロ発生時、生徒たちはちょうど下校の途中だった。

 教皇は亡くなった生徒たち一人ひとりと遺族のために祈るよう呼びかけると共に、アフガニスタンの平和を神に祈られた。

 最後に、教皇は、コロンビアにおいて、反政府デモ隊と治安部隊の激しい衝突により死者・負傷者を出す緊迫した事態が生じていることを憂慮。この日聖ペトロ広場に集った多くのコロンビア人たちと共に、同国の平和を祈られた。

09 5月 2021, 16:10

レジーナ・チェリの祈りとは?

レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)は、4つの聖母の交唱(アンティフォナ)のうちの一つです。(この他の聖母のための交唱には、アルマ・レデンプトリス・マーテル、アヴェ・レジーナ・チェロールム、そして、サルヴェ・レジーナがあります。)

教皇ベネディクト14世は、1742年、これを復活節の間、すなわち復活の主日から聖霊降臨までの期間、お告げの祈り(アンジェルスの祈り)の代わりに、死に対する勝利のしるしとして起立して唱えるようにと定めました。

お告げの祈りと同様に、早朝、正午、夕方と、一日3回唱え、その一日を神とマリアに捧げます。

この古いアンティフォナは、伝承によれば、4世紀、または10世紀にさかのぼります。その普及については、13世紀半ばから記録され、フランシスコ会の聖務日課に挿入されたことが知られています。これは、4つの短い詩句からなり、それぞれがアレルヤで終わります。これは、信者が天の元后マリアに向けて、キリストの復活を共に喜ぶ祈りです。

教皇フランシスコは、2015年4月6日、復活祭翌日のレジーナ・チェリの祈りにおいて、この祈りを唱える際の心掛けについて語っています。

「わたしたちはマリアに向かって、お喜びくださいと言います。なぜなら聖母に宿られた方は、おことばどおりに復活されたからです。そして、わたしたちは、聖母の取り次ぎを願うのです。実際、わたしたちの喜びは、聖母の喜びを反映するものです。マリアは御子イエスの死と復活の出来事の静かな証し人です。
母の喜びを自分のものとする、子らの喜びをもって、この祈りを唱えましょう。」

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