教皇「エルサレムが出会いと平和の場所になるように」
教皇フランシスコは、5月9日(日)正午の祈りの集いで、エルサレム、アフガニスタン、コロンビアの情勢に触れられた。
最初にエルサレムで起きたパレスチナ人とイスラエル治安部隊の衝突に言及された教皇は、同地が暴力的な対立の場所ではなく、出会いと、祈り、平和の場所となることを願われた。
そして、教皇は、この聖なる都の他宗教的・多文化的なアイデンティティーが尊重され、兄弟愛が勝るように、皆が共にできる解決策を模索する努力を訴えられた。
また、教皇は、前日8日、アフガニスタンの首都カブールで発生した爆破テロで犠牲になった、多数の女子生徒たちを悼まれた。女学校の近くで起きたテロ発生時、生徒たちはちょうど下校の途中だった。
教皇は亡くなった生徒たち一人ひとりと遺族のために祈るよう呼びかけると共に、アフガニスタンの平和を神に祈られた。
最後に、教皇は、コロンビアにおいて、反政府デモ隊と治安部隊の激しい衝突により死者・負傷者を出す緊迫した事態が生じていることを憂慮。この日聖ペトロ広場に集った多くのコロンビア人たちと共に、同国の平和を祈られた。