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教皇フランシスコと奉献生活者たち 2018年9月 リトアニア司牧訪問で 教皇フランシスコと奉献生活者たち 2018年9月 リトアニア司牧訪問で 

教皇「奉献生活の豊かさを知り、それを生きよう」

教皇フランシスコは、スペインの「奉献生活の会週間」に、ビデオを通しメッセージをおくられた。

 教皇フランシスコは、スペインの「奉献生活の会週間」に、ビデオを通しメッセージをおくられた。

 スペインのカトリック教会は、今年、第50回目の「奉献生活の会週間」を記念した。

 教皇はそのメッセージで、この週間を機会とし「奉献生活の豊かさを知り、それを生きる」よう招かれた。

 奉献生活の豊かさは、常に歩みつつ、毎日を神に捧げながら、現実との対話の中で理解していくもの、と教皇は述べた。

 そして、奉献生活が現実との対話を失う時、その生活は不毛なものになっていく、と注意された。

 刷新とは、常に現実と未来を見据えながら、創立者のカリスマの光のもとに歩むことである、と教皇は強調。

 右派や左派やあらゆる傾向の、ある種のイデオロギーに陥った奉献生活の会を見ることは悲しいことであり、イデオロギーのもとに創立者のカリスマを作り変える会は、そのアイデンティティーと発展性を失ってしまう、と警告された。

 創立者のカリスマを生き生きと保つとは、その時代・場所・状況において、語りかける聖霊と対話しながら、創立者のカリスマと共に歩み成長することであり、そのためには識別と、祈り、使徒的な勇気が必要、と話された。

 教皇は、奉献生活の会がイデオロギーや恐れにとらわれたり、聖霊とではなく自分たち自身と対話しがちな傾向に陥らないために、この記念週間を通し、そのための道を共に探求することを願われた。

 「限界や辺境を恐れないでください。そこで聖霊が語りかけるからです」と、教皇は、奉献生活者たちを力づけられた。

18 5月 2021, 10:46