バチカンのスイス衛兵隊 2021年5月6日 バチカン・聖ペトロ大聖堂 バチカンのスイス衛兵隊 2021年5月6日 バチカン・聖ペトロ大聖堂 

教皇、スイス衛兵の新隊員らに励まし

教皇フランシスコは、バチカンのスイス衛兵隊の新隊員らを励まされた。

 教皇フランシスコは、5月6日、バチカンのスイス衛兵隊員らにお会いになり、この日宣誓する新隊員らを励まされた。

 毎年5月6日は、バチカンのスイス衛兵隊にとって特別な日である。この日は、1527年5月6日、神聖ローマ皇帝カール5世の軍隊による「ローマ略奪」の中、時の教皇クレメンス7世を守り、命を落とした、スイス衛兵147人を追悼する。

 この朝、バチカンの聖ペトロ大聖堂で国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿司式のミサに与った隊員らは、続いてバチカン宮殿で教皇の挨拶を受けた。

 教皇は、隊員らの日ごろの奉仕と教皇への忠実に感謝を表された。

 そして、ローマを訪れる巡礼者や旅行者たちは、バチカン市国の様々な入口でスイス衛兵と出会い、その礼儀正しさや親切さに接するが、衛兵たちはこうした出会いを通し信仰を証しし、教会の歓迎のしるしを代表していることを忘れないように、と願われた。

 この謁見には、この日、宣誓を行う新入隊員34名も参加した。

 教皇は新隊員らにお祝いを述べると共に、この任務を通し、バチカンとローマで人間的・精神的な経験を豊かに育み、信仰と教会への愛をより深めて欲しいと、温かい励ましをおくられた。

 同日午後、新入隊員らは、バチカンの聖ダマソの中庭で開かれる、伝統あふれる宣誓式に臨む。

06 5月 2021, 14:03