シリア・ダマスカス郊外ドウマ 2021年3月13日 シリア・ダマスカス郊外ドウマ 2021年3月13日 

教皇「シリアの苦しみが忘れられることがないように」

シリア内戦の発端となった、民主化を求め同国内各地で一斉に起きた反政府デモから、3月15日で10年を迎える。

 シリア内戦の発端となった、2011年3月15日の同国内各地一斉の民主化要求の反政府デモから、今年で10年が経過した。

 教皇フランシスコは、3月14日(日)、バチカンで行われた正午の祈りの集いで、この長い内戦におけるシリア国民の苦しみを思い、紛争終結への願いを込めて次のようにアピールされた。

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 親愛なる兄弟姉妹の皆さん

  10年前、シリアの流血の紛争が始まりました。それは今日で最も深刻な人道的危機の一つを引き起こしました。

  それは、無数の犠牲者と負傷者、何百万という難民、多くの行方不明者、破壊、あらゆる暴力を生み、子どもや、女性、高齢者など、弱い立場の人々をはじめ、シリアの全国民におよんだ苦しみははかり知れないものです。

 善意のしるしと共に、苦しみに疲弊しきった国民に希望の一筋が開けるよう、紛争に関わるすべての人々に呼びかけを新たにしたいと思います。

  同時に、紛争終結と、社会の正常化、復興開始、経済回復に向けた、国際共同体の決意ある新たな努力を願います。

 傷ついたシリア、愛するシリアの大きな苦しみが忘れられることがないように、また、わたしたちの連帯によって彼らが希望を取り戻すことができるように、主に皆で祈りましょう。

 愛するシリア、苦しむシリアのために共に祈りましょう。

14 3月 2021, 16:44

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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