7月の4番目の日曜日は、カトリック教会の「祖父母と高齢者の世界デー」に 7月の4番目の日曜日は、カトリック教会の「祖父母と高齢者の世界デー」に 

教皇「祖父母と高齢者の世界デー」を創設

教皇フランシスコは、カトリック教会の「祖父母と高齢者の日」を設けられた。

 教皇フランシスコは、1月31日(日)、正午の祈りをバチカン宮殿からビデオ中継で行われた。

 この席で教皇は、2月2日(火)に記念される「主の奉献」の祝日に触れた。

 律法に従い、神殿で捧げられるために、幼子イエスは両親に連れられエルサレムに上った。神殿でイエスを見た老人シメオンと、同じく年老いた預言者アンナは、聖霊に照らされ、この幼子がメシアであることを認めた。

 エルサレムの神殿でのこの出会いを思い起こされた教皇は、今日でも聖霊の働きはお年寄りたちに知恵ある考えと言葉をもたらし続け、神を賛美し、民の起源を守る彼らの声は貴重なものである、と話された。

 また、教皇は、お年寄りたちは、その齢が神の恵みであること、異なる世代をつなぎ人生経験と信仰を伝える祖父母たちの役割の大切さを、わたしたちに思い出させる、と語られた。

 祖父母たちと、その伝えるべき豊かな経験とルーツは、しばしば忘れられている、と教皇は指摘。それゆえここに「祖父母と高齢者の世界デー」の創設を決意した、と述べられた。

 教皇は、この「祖父母と高齢者の世界デー」を、イエスの祖父母である、聖ヨアキムと聖アンナの日(7月26日)に近い、7月の4番目の日曜日に記念する旨を発表された。

 ヨエル書(3,2)の「老人は夢を見、若者は幻を見る」という言葉のように、高齢者と若者たちが預言的な力を与え合うことを願われた教皇は、祖父母たちと孫たちの出会いの重要さを強調された。

31 1月 2021, 13:37