教皇フランシスコ 2020年7月26日(日)正午の祈り 教皇フランシスコ 2020年7月26日(日)正午の祈り 

ドンバス地域停戦:教皇「信頼の再構築と和解の実現を」

教皇フランシスコは、停戦合意したドンバス地域に、具体的な武装解除と和解の実現をアピールされた。

教皇フランシスコは、7月26日(日)、バチカンで行われた正午の祈りの集いで、ウクライナ東部ドンバス地域の新たな停戦合意に触れられた。

ドンバス地域の紛争をめぐっては、7月22日、ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構(OSCE)の三者会談により、ウクライナ軍と親ロシア派武装勢力の停戦(同月27日より発効)で合意している。

教皇は、この停戦合意は、紛争で深く傷ついた同地域に、熱望される平和を再び取り戻そうとする意志のしるしであると、感謝を表された。

これから停戦に入るドンバス地域に対し、具体的な武装解除プロセスと地雷の撤去などを通して、合意内容が実行に移されることを教皇は祈りつつ、こうしてのみ、信頼の再構築と、人々が長く待ち望んでいた和解を実現することができるだろう、とアピールされた。

26 7月 2020, 17:41