教皇フランシスコ、ウクライナのビザンチン典礼・ムカチェヴォ教区関係者と 2019年12月11日 教皇フランシスコ、ウクライナのビザンチン典礼・ムカチェヴォ教区関係者と 2019年12月11日 

教皇、ウクライナのビザンチン典礼・ムカチェヴォ教区巡礼団と

教皇フランシスコは、ウクライナのビザンチン典礼のムカチェヴォ教区巡礼団とお会いになった。

教皇フランシスコは、12月11日、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、ウクライナのビザンチン典礼・ムカチェヴォ教区の巡礼団とお会いになった。

ビザンチン典礼のムカチェヴォ教区は、東方典礼カトリック教会の一つ、ルテニア・カトリック教会のエパルキア(教区)である。

ビザンチン典礼・ムカチェヴォ教区の歴史は古く、1771年、教皇クレメンス14世によって創立された。1780年、司教座はウージュホロドに移された。1937年、教皇ピウス11世により、教皇庁の直属となった。

ウクライナのルテニア・カトリック教会は、他の教会と共に、共産政権時代、激しい弾圧の対象となり、教会財産を没収され、殉教者を出しながらも、「非合法」の下に信仰生活を守った。長年の迫害の後、1989年にようやく活動は再び合法とされた。

ムカチェヴォ教区の聖職者や、修道者、神学生、信者らは、このたび、同教区が再び公に教会活動を行えるようになってから30年を記念して、バチカンを訪れた。

教皇は、ムカチェヴォ教区を多くの「殉教者たちの母」と呼び、福者テオドル・ロムツァ司教・殉教者(1911-1947)をはじめ、長い弾圧下の最も暗い闇の中で信仰を証しした先人たちを思い起こされた。

人々のイエス・キリストへの忠実に感謝を表しながら、教皇は同教区の保護と発展を主に祈ると共に、すべての関係者に祝福をおくられた。

11 12月 2019, 12:41