インドネシアの宣教会議に、教皇のビデオメッセージ
教皇フランシスコは、インドネシアのカトリック教会の宣教会議に、ビデオメッセージをおくられた。
インドネシア全国宣教会議は、「洗礼を受けた者と派遣された者」をテーマに、首都ジャカルタで8月1日から4日まで開催される。
教皇が参加者におくったビデオメッセージは、会議初日の開会式で上映された。
この中で教皇は、次のように述べられた。
「全国宣教会議の参加者の皆さん、『洗礼を受けた者と派遣された者』というテーマについて考えを深めてみましょう。
わたしたちが洗礼を授かる時、聖霊を受けます。聖霊は宝です。わたしたちはイエスのメッセージ、福音を自分たちの中に受け取るのです。
ある人が素晴らしいものを持っており、それに情熱を感じているならば、それを伝え、別の人にも分け与えたいと思います。
洗礼を受けた者と派遣された者、この二つが会議を導く要素です。自分の生活の中で、また、社会におけるパン種として、イエスのこのメッセージを伝えるために、わたしは自分の洗礼をどう生きるのか…。
洗礼を受けた者と派遣された者、キリスト者はいつも前に進むということを、決して忘れてはいけません。わたしたちは後ろ向きな人間ではありません。常に前に進むのです。後退する人は、キリスト者ではありません。
キリスト者は前へと進む、これが『派遣された者』ということです。聖霊がわたしを前に進むようにと押すのです。
ですから、勇気を出して、いつも前進してください。洗礼を受け、派遣されるのです。
聖母が皆さんを守り、皆さんの前進を助けてくださるようにと、祈ってください。そして、わたしのためにも祈ってください。皆さんを祝福します。全能の神が皆さんを祝福してくださいますように。父と子と聖霊の御名によって、アーメン。」