「出会いと兄弟愛の文化を育てよう」教皇、北マケドニア訪問を控えて

教皇フランシスコは、間もなく行われる北マケドニア訪問を前に、ビデオを通し、挨拶をおくられた。

教皇フランシスコは、5月7日(火)、司牧訪問として北マケドニアに赴かれる。

この訪問を数日後に控え、教皇は北マケドニアの人々に出発前の挨拶をおくられた。

ビデオメッセージの中で教皇は、同国の人々と教会に対して育む、喜びと親愛の情を伝えられた。

教皇は、北マケドニアの独立後、教皇庁と同国間に結ばれた友好の絆と外交関係に言及。

今日、ヨーロッパと全世界に、出会いと兄弟愛の文化をよりいっそう育てる必要を述べつつ、この訪問を通して蒔かれたその種が、豊かな実りをもたらすことを期待された。

教皇は、北マケドニア特有の素晴らしさは、そこに住む人々の文化・民族・宗教の多様性にあると指摘。

共存は常に容易なものではないが、多くの色が用いられたモザイクほど美しいように、その共存のために努力する価値がある、と話された。

教皇は、スコピエで生まれ、世界においてキリストの愛の宣教者となり、最も貧しい人に慰めと尊厳を与えた、マザー・テレサの取り次ぎにご自身の訪問を託された。

そして、教皇はこの訪問が北マケドニアのすべて人々の平和と善に寄与することを願いつつ、同国の国民に神の祝福を祈られた。

04 5月 2019, 17:15