教皇フランシスコ、サンタ・マルタでのミサ 2018年11月27日 教皇フランシスコ、サンタ・マルタでのミサ 2018年11月27日 

「神のみ前に出る日を考えるのは、賢明なこと」教皇、ミサの説教で

教皇フランシスコは、朝のミサで、終末について考える賢明さを祈り求めるよう招かれた。

教皇フランシスコは、11月27日、バチカンのサンタ・マルタ館の礼拝堂でミサを捧げられた。

ミサの説教で、この日の第一朗読「ヨハネの黙示録」(14,14-19)を取り上げた教皇は、自分のこの世での人生の終わりと、神のみ前に出る日を考えることは賢明であり、神との出会いまでの道のりを助けてくれるもの、と話された。

「黙示録」のこの箇所で、ヨハネは世の終わりを、キリストと鋭い鎌を手にした天使による「刈り入れ」の様子として描いている、と教皇は説明。

この「刈り入れ」は、わたしたち一人ひとりが主と出会う場所であり、その時、わたしたちは、「これがわたしの人生です。これがわたしの麦です。これがわたしの人生の質です」と主に言わなければならない、と説かれた。

「もし、今日、主から呼ばれるならば、自分は何を言うだろうか、どんな麦を見せるだろうか」と、終わりについて考えることは有意義なことと教皇は強調。

その考えはわたしたちを立ち止まらせず、むしろ前進させ、愛徳や希望を育ませるだろう、と話された。

「人生には終わりがあるが、そこには一つの出会い、主との出会いがある。それは、いつくしみと、喜び、幸福との出会いである」と述べた教皇は、自分の人生の終わりを考える賢明さを聖霊に祈り求めるよう招かれた。

27 11月 2018, 17:13