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Vatican News

「世界家庭大会」:ダブリンの競技場で、教皇を迎え「家庭の祝祭」

アイルランドの首都ダブリンで、教皇フランシスコを迎え、「家庭の祝祭」が開催された。

教皇フランシスコは、8月26日、ダブリンで開催されたカトリック教会の「第9回世界家庭大会」のメインイベント、「家庭の祝祭」に参加された。

クローク・パーク・スタジアムで行われたこの催しには、世界114カ国から訪れた家族たち、およそ7万5千人が集った。

「家庭の祝祭」は、歌と、ダンス、ビデオ映像を交えて進行し、この間、代表の家族らが、家庭生活の喜びや試練、赦しや和解、愛と忠実などについて語った。

世界の家庭の様々な現実に耳を傾けた教皇は、神の愛に根差しながら、福音の喜びを生活の中で、また社会の中で体現して生きるよう、家族らを勇気づけられた。

家庭は神の愛で照らす灯台

「家庭の福音:世界のための喜び」という、今大会のテーマを教皇は示しつつ、

真に世界の喜びとなるためには、家庭の中でイエスと出会えるようでなくてはいけないと強調。

実際、家庭は「灯台」のように、神の愛の喜びをまわりの世界に向けて照らし出す存在であるべき、と話された。

そのためには、家族たちが愛と赦しといつくしみを与えながら、生活上の静かで目立たない愛の行為を通して、「身近な聖性」を目指し続けることが大切、と語られた。

赦しを学ぶ

教皇は、家族が神の愛に深く根ざしているならば、キリスト教的結婚と家庭生活の素晴らしさをあらゆる面から理解することができるだろうと述べた。

神の恵みのもとにあるならば、父と母、子どもや孫、祖父と祖母、そして姑と嫁、家族の皆が、たとえ容易ではなくても、互いに理解し、赦し合うことが可能になると教皇は説き、「お茶を入れる時、茶葉を開かせる必要があるように、家族の中にも時間と忍耐が必要です」と説明された。

「完全無欠な家族など、存在しません」と教皇は指摘。

「赦しの習慣がない家庭は弱りながら、次第に崩壊してしまいます。赦すとは自分自身の何かを与えることです」と説かれた。

そして、子どもたちも、両親が互いに赦し合う姿を見て、人を赦すことを学んでいくと語られた。

家庭とソーシャルメディア

この集いでは、今日の問題として、家庭とソーシャルメディアの関係も取り上げられた。

ソーシャルメディアは、過度にならぬよう、慎重さをもって利用すれば役に立つものであるが、そのネット上の生活が、実際の生活を脅かすようであってはならないと述べた。

皆がテーブルについている時、互いに会話せず、携帯電話をいじっているような状態は望ましくなく、より家庭と神のために充実した時間を割くことができるよう、考え直す必要があると話された。

家庭は教会と家族の希望

また、イラクの家族の難民としての悲劇に心を寄せられた教皇は、愛と、受容、赦しを教えることのできる家族たちは、社会の中で平和を生み出す存在となり、憎しみや復讐への最高の抵抗となっていくと語った。

さらに、高齢者問題について、教皇は「お年寄りを大切にできない社会は、未来のない社会です」と述べ、また「世代間の絆の構築に配慮できない教会は、一番大切なもの、すなわち愛が欠けた教会です」と注意を促された。

「皆さんは、教会と世界の希望です」と述べた教皇は、家族が喜びをもって福音を生きることができるよう、ご自身の使徒的勧告「愛の喜び」を参加者に手渡された。

教皇は、神がその愛をもって、すべての家族を守ってくださるようにと祈られた。

25 8月 2018, 23:00