7月1日、バチカンで行われた日曜正午の祈りで 7月1日、バチカンで行われた日曜正午の祈りで 

教皇、ニカラグアの国内対話推進を

教皇フランシスコは、国内対立が続くニカラグアに対話を、激しい攻撃下にあるシリアに市民の保護を訴えられた。

教皇は、バチカンで行われた7月1日(日)正午の集いで、反政府派の抗議行動とそれに対する弾圧により、多くの犠牲者を出しているニカラグアの状況に目を向けられた。

同国では現在、カトリック司教協議会の仲介によって国内の対話が試みられている。

教皇は、民主主義に沿った対話推進のために、ニカラグア司教団と多くの善意の人々が示す仲介の努力に、ご自分も心を合わせたいと述べられた。

次に、教皇はシリア情勢について、南部ダラアにおけるここ数日の攻撃で、学校や病院までもが標的となり、何万人という新たな難民を生んでいることを憂慮。

何年も厳しい状況に晒されてきた住民たちが、これ以上の苦しみを負うことがないようにと祈られた。

一方で、教皇は、エチオピアとエリトリア両国政府が、国境紛争勃発から20年経過した今、戦争状態の終結と関係正常化に向けて合意しつつあることを喜ばれた。

教皇は、この合意がアフリカの角地域のみならず、同大陸全土の希望の光となることを望まれた。

最後に、教皇は、タイ北部チェンライのタムルアン洞窟に一週間以上も閉じ込められている少年たちのために、ご自身の祈りを約束された。

13 7月 2018, 14:07