聖人暦:聖ファウスティナの記念日を10月5日に
教皇庁典礼秘跡省は、聖ファウスティナ修道女の記念日(任意)を聖人暦の10月5日に加える教令を発表した。
教皇庁典礼秘跡省(長官:ロベール・サラ枢機卿)は、聖ファウスティナ(マリア・ファウスティナ・コヴァルスカ修道女、本名:ヘレナ・コヴァルスカ、ポーランド1905-1938年)の記念日(任意)を聖人暦の10月5日に加える教令を発表した。
この教令は、聖ヨハネ・パウロ二世の生誕100年を迎えた5月18日付けで公布された。
聖ヨハネ・パウロ2世は、2000年の大聖年に、「神のいつくしみの信心」を広めたファウスティナ修道女を列聖し、復活祭の翌週の日曜日を「神のいつくしみの主日」として制定した。
今回の教令は、教皇フランシスコが、多くの司牧者や修道者、また信徒の信心会からの嘆願を受け、世界各地におよぶ聖ファウスティナの霊性の影響を考慮した結果、カトリック教会の聖人暦に、「聖マリア・ファウスティナ(ヘレナ)・コヴァルスカ、おとめ」の記念日(任意)を、10月5日に書き入れる旨を承認されたことによるもの。
この新たな記念日は、すべての暦と、ミサと時課の祈りのための典礼書に加えられる。
18 5月 2020, 17:30